1階と2階は大きな吹き抜けで空間としては一体になっています。ロールスクリーンも1階と2階で同じ位置に同じ色を選ぶことで床を通り越して上下の2本が連続しているように見えることを意図しました。
ロールスクリーンなので完全な遮光を目的としているわけではありません。西日を防ぎながら透けた色とりどりの光が室内に差し込むことで時間の経過と共に室内に明るく変化をもたらしてくれることを期待しています。
夕方になると今度は室内の照明の光が透けて外に向けて光り出すことになります。日が暮れて広々とした園庭が淋しく感じられたところに、12色の光が遊び心一杯に照らし出されることで園庭賑やかで楽しい感じが出るようになりました。