2011年11月16日水曜日

ロッテルダムの彫刻

ロッテルダム市中央にある広場です。建築家が設計した可動式の照明が彫刻としても有名ですが、この日はさらに別の”彫刻”ができあがっていました。







City on fire, city in bloomという名のインスタレーションです。燃えさかる町、咲き誇る町と訳せましょうか。ロッテルダムはヨーロッパの歴史ある都市でありながら数多くの現代建築があることで有名です。それは、第二次世界大戦の時に完膚無きまでに爆撃され、ほとんど市の原形を留めなかったので新しい建築を次々建てられたからだと言われています。このインスタレーションはその出来事に対するオマージュです。赤い花が爆撃により燃えさかる炎にも見えますし花が咲き誇るということで”再生”を暗示しているとも言えます。
もちろんキッズ達はそんな”解釈”や”意味”には興味ありません。広場から不規則に吹き出す噴水に夢中で遊んでいます。子ども達が無邪気に遊び回れる公園として機能しているというところも更にこの公園、彫刻の奥深いところなのです。